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島村教授の171日の勾留

昨日の続き。


この裁判は奇妙なことが多い。この手の話では
まず民事訴訟→和解という形が多いと思っていた。
(ま、勝手に思っているだけかもしれないけど)
しかし、刑事訴訟、しかも逮捕というので驚いた。

しかも、売ったとされる海底地震計は
島村教授自身が開発したものだったと記憶していた。
最初はほとんど手作り状態で。
とすれば、材料費の問題はあるとしても、大学側に
許可をとらなかったという手続き上のミスはあるとしても、
詐欺とはいえない、と考えていた。

昨日、この裁判記録がないか、ネット上で調べていたら、
島村教授のウェブサイトを発見。
驚いたのは、彼が171日も勾留されていたということだ。
ホリエモンでさえ94日。しかも、組織全体の関与が疑われる
ライブドアとは違い、島村教授1人を調べるために
なぜそれほど長く勾留する必要があったのだろう?

おもな捜索先は、大学、極地研、自宅であり、
数日あれば証拠隠滅しそうな資料は押収できるはずだ。
家庭をもち、社会的地位のある人が逃げるとも考えられない。
なぜ171日もの間、勾留され、しかも
家族との接見さえ禁じられていたのか。
まったく理解に苦しむ話である。

さて。島村教授のサイトのおかげで、
私も事実誤認していたことがわかった。

事件の経過はこうなる。

彼が長らく共同研究を続けてきた
(そして研究費も受け取ってきた)ベルゲン大学は
企業から研究費を受け取るためにそれなりの設備が必要となった。
そこで、海底地震計を売ってもらえないか、島村に打診。

島村は5台の海底地震計を約2000万円で売ることで同意した。
(ここで検察側は地震計はベルゲン大学に売られたものだと主張し、
弁護側は形式上のものだったと主張している)
海外からの送金は大学側が受け付けず(情けなや ><)、
自分で処理することを要求したため、
島村は自分の口座に入金してもらい、それを研究費として使用した
(検察側ははじめ指私的に流用したとしたが、
その証拠は見つからなかった。2000万円もの
私的流用なら多少なりとも証拠は見つかるはずだから、
おそらく弁護側の私的流用はなかったとする主張が正しい)。

なんとなく釈然としない話ではある。

難しい法律の話はよくわからないし、
これで島村がベルゲン大学に対する詐欺罪で告発されたというのは
理解に苦しむ話である。詐欺罪というなら、
むしろベルゲン大学が島村教授と共同で
企業に詐欺をはたらいたというならまだわかる。

またここまでの話で私のような一般人がもつ疑問点。

①海底地震計を売ったのは、形式上であったなら、
なぜ2000万円を受け取ったのか?

②もし形式上でなく、海底地震計を売ったとするなら、
北大に海底地震計の材料費だけでも
支払うべきではなかったか?

③なぜ受け取った金を別会計にしなかったのか?

その後のベルゲン大学と北大の島村チームとの関係から、
売却が形式上であったというのは明らかのようだ。
海底地震計の5台分の材料費は2000万円まではいかないが、かなり高価である。
では、この費用は北大に払うべきものだったかというと、
そうでもないように思われる。

材料費が2000万円としても、彼のチームやそのノウハウを
伝授した人にしかこの海底地震計は組み立てられない。
メンテナンスもできない。また外部の評価によれば、
実際には彼の海底地震計は1台1500万円くらいの
対価があってもいいらしい。
もともと、彼が開発したものなのだから、
いま企業関係の裁判での動向で、企業ではなく、
開発者に有利な判決がされていることを考えれば、
海底地震計は彼のものという評価になりそうだ。

しかも、単純に海底地震計は北大の研究費から出たかというと
そうもいえない。島村教授は海外での研究に関しては
ベルゲン大学などからもともと研究費を受け取っていたのだ。
ということは、売却したとされる海底地震計も、
もともと彼が都合した研究資金をもとに製作したという
見方もできる。

で、この2000万円だが、こういうわけのわからない
契約を軽々に結んでしまったということでは
島村教授は責められるべきかもしれない。
海底地震計はその後、改良したり、部品を交換したりしているらしいので、
かの2000万円はメンテナンス費用と見ることもできるだろう。
彼自身は、研究費という認識だったという。

整理しようとしてますます話がややこしくなってしまった。
とはいえ、会計管理の杜撰さの問題はあるとしても、
私の単純な理解にもとづけば
詐欺や横領の要素はないように思われる。

こういうふうに海外に活動の場をもつ研究者は
たぶん中小企業のオヤジみたいなもので、
いろいろなことを柔軟に動かさないと、
物事がうまくいかないというのは何となくわかる。
ではなぜ、有罪判決が下ったのか?

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