ひねもすのたのた

とりあえず日常かな

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • [No Tag]

福島大野病院・無罪判決

とりあえずメモ。
福島大野病院の産科・加藤医師が帝王切開をした女性が死亡し、
過失致死に問われた事件。
無罪判決でよかった。検察側が控訴しませんよう。

しかし、課題はこれから。
医療事故の第三者委員会もよいが、
むしろ医師と患者をつなぐ人が必要なのかもしれないと思う。
医療コーディネーターのように患者に医学的な情報をわかりやすく説明し、
患者の要求を医師に伝えられる人。

もともと医師にとって無理な要求なら両者を橋渡しする人が止めるだろうし、
患者はまず無理な要求かどうかがよくわからないことが多いんじゃないかな。

いまはネットでいろいろな情報を得られるけれど、
文字情報と現場の状況は必ずしも一致しないだろうし、
やはり自分の身になると、ネット情報というのはかぎられたものに感じるのじゃないかしら。

…問題はやっぱりお金ということになるなあ。


それはさておき医療事故では、過失をどう追及するかではなく、
過失をできるかぎり少なくするしくみをどうつくっていくかが重要なのだと思う。
だから、(意図的なものでないかぎり)警察も検察も不要。

☆関連記事
出産の危険性(アフガニスタンと日本と)
異状死の定義



  • [No Tag]

Comment[この記事へのコメント]

空の世界では 

えーご無沙汰でございまして、この判決のニュースを見聞きしながら想起したことが、やっぱり空の世界、飛行機、航空事故の話でございます。

こちらの世界では、事故やインシデントに至った原因を追及するに際して、後の教訓とするために当事者の声を集めやすくするため、ヒューマン・エラーに対して、一定の範囲で刑事罰に問わないようにする制度を取っている国もあると聞いておりまして、日本でも事故調査組織の権限強化を目的として航空・鉄道事故調査委員会と海難審判庁が運輸安全委員会と海技免許者の必要な懲戒を行う海難審判所に改組され、当事者の懲戒処分(刑事罰)より事故の原因究明・再発防止を優先するような方向づけをするそうですな。

言い方は悪いですが、起こってしまったものはなかったことにできないのですから、原因究明をまず行い、それが大筋でまとまった段階で必要な懲戒のための措置を取ればいいのであって、日本では何かと警察が先に出てきて容疑者の特定・確保が先行し、原因究明の邪魔をする、といった傾向が長らくあるように感ずるわけです。

医療についても、これだけ医療の高度化・先端化が進む中で、医療事故の原因究明と再発防止を個々の医療機関に任せきりにせず、国家的な、あるいは国際的なナレッジデータベース化をめざすような動きがあるべきではないでしょうか、という感を強くします。

長々と失礼いたしました。

コメントにコメント 

  • 札幌運転所隣人 
  • URL 
  • at 2008.08.21 01:56 
  • [編集]
McRash氏見解に賛同である。

医療事故の分野は私はド素人ですが、確かに、見聞したところによると医療機関の閉鎖性に加え、調査側の能力不足も問題となっているようです。

運輸・交通分野では、モードによって違いはあるかもしれませんが、技術的な問題と言うよりも仰るとおり権限の問題が大のようです。
きわめて大雑把に言うと、安全の確保は各事業者の自己責任、というのが現政策の前提ですが、現状の組織(事故調)では、監督省庁(国交省)の政策を超える権限は無いという点も問題となっています。「日比谷線脱線衝突事故」などは端的な例だと思います。

『日本では何かと警察が先に出てきて…中略…原因究明の邪魔をする、といった傾向が長らくあるように感ずるわけです。 』
実行者にばかり刑事罰が及び、背後というか本質になかなか届かない・・・この様な実例は極めて多いはずです。しかしこれも、警察の「能力」の問題だけではなく、法の建前と権限の問題でもあります。
「信楽高原鉄道事故」に於いては、JR西日本の「事故隠し(但しこれは、必ずしも積極的なものとは言い切れませんが)の物的証拠」を探り当てたのは県警でした

目的が 

  • ×第二迷信 
  • URL 
  • at 2008.08.21 22:10 
  • [編集]
誰々さんが死んじゃったのは、誰かのせいにしなくちゃあ気がすまない、
という「感情」の面が大きいんですね。たぶん。

一方で、わけのワカラン「なんとかスペース」みたいなモンに命を託してたりする人もいる。

客観的に「正しい対応」が、万人の価値観とイコールでない、というのが、ニンゲンのつらいところではあります。

「がんばったけど予選落ち」「期待されたけど、棄権」した選手をバッシングするのにも通じることかも。

http://www.asahi.com/kansai/kouiki/OSK200808190047.html

これは、非難されるべきだと思うレベル。

まず原因究明を 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2008.08.21 23:16 
  • [編集]
McRashさん

本当にそうですね。

>ヒューマン・エラーに対して、一定の範囲で刑事罰に問わないようにする制度を取っている国もある

これはいい方法だと思います。
患者の遺族側も、求めているのは「何がなぜおこったか」であって、
誰かを罰することではないと思うのですよね。

いつも思うのは、事故はおこるものと想定してリスク管理を
しなくてはならない、ということです。個人の能力や責任を問題にしていれば、
どうしてもどこかで事故はおこるのだと思います。
誰だって疲れることもあれば、勘違いをすることもあるのですから。

>医療事故の原因究明と再発防止を個々の医療機関に任せきりにせず、
国家的な、あるいは国際的なナレッジデータベース化をめざすような動きがあるべき

本当にそうですね。たしかではないのですが、このようなデータベース化は
始まっていたような覚えがあります。
問題はいま、医療機関がこういうことに時間をさく余裕がない状態に
追いつめられていることですね。

新聞を見ていたら平均的勤務医の残業は月80時間とか…。これが平均的って…(絶句)

調査側の能力 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2008.08.21 23:33 
  • [編集]
札幌運転所隣人さん

医療がわからない人間が調査をしても、真の原因を突き止めることはできないですね。

今回、国のいう第三者機関がどういうコンセプトで考えられているのか
調べる余裕がなかったので、この件についてはあまり書かなかったのですが、
十分な専門知識をもつ人で構成されることを望みます。

権限の問題は難しいですね。
まず医師法を改正しなければ(異状死があったら警察に届け出なければ
ならないという)、どうにもならないように思います。

感情の問題… 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2008.08.21 23:54 
  • [編集]
×第二迷信 さん

そうたぶん“誰か”もしくは“何か”のせいにしたい、という感情はあると思うんですよ。
ただ真実を知りたいという気持ちや、誰かが何か隠しているのではないか、という
疑心暗鬼も大きいと思います。
現実と折り合いをつけるには、やはり実際に起こったことを
くわしく知るしかないのではないかと。
(交通事故で子どもを亡くされた方がやはり何が起こったかを
痛切に知りたがってらっしゃいました)

>客観的に「正しい対応」が、万人の価値観とイコールでない、というのが、ニンゲンのつらいところではあります。

…そうですね。もしかしたら、ああだったら、こうしていれば。
考えずにはいられませんが、みな起こった後の後付けなんですよね。。。。

>これは、非難されるべきだと思うレベル。
うっ! ダブルチェックするしくみがなかったのでしょうか?

事実の解明こそ 

  • Ladybird 
  • URL 
  • at 2008.08.22 02:22 
  • [編集]
 自動車関係の交通事故でも,関係者の都合上,本当に起ったこととは違う筋書きで報告がなされることは,よくあることのようですね.重すぎる罰則とか,面倒すぎる手続きを避けるように,また関係者の気持ちに配慮して,というように,いろんな要素を加味してストーリーがでっち上げられる.
 誰が過失を犯したのか?という観点でのみ事故が処理されると,えてしてそういうことになるのでしょう.
 再発防止という観点からは,事実関係の徹底解明が必要になるでしょうね.航空事故のシステムは,そういう点で非常に参考になると思います.

再発防止が重要なのに 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2008.08.22 22:26 
  • [編集]
Ladybird さん
>本当に起ったこととは違う筋書きで報告がなされる
そうみたいですね。双方が納得のうえならまだいいのですが、
亡くなった方に責任を押し付けるということもあるようで…

今回、警察・検察のしたことは、再発防止という観点から大きくはずれていましたね。
医師たちがより厳しい状況に追いやられれば、事故がむしろおこりやすくなってしまうのに。
でなければ危険を避けるため、患者を受け入れないか。

柳生流 

  • ×第二迷信 
  • URL 
  • at 2008.08.24 22:35 
  • [編集]
>でなければ危険を避けるため、患者を受け入れないか。

無敵の極意は、
「負けそうな相手とは戦わない」

Comment_form

管理者のみ表示。

Trackback[この記事へのトラックバック]

Menu

最近の記事 ▼

ブログ内検索 ▼

プロフィール ▼

FC2カウンター ▼

ブロとも申請フォーム ▼

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。