ひそかに進む大規模林道計画
愚樵さんが「間伐材の需要が増えているって?」というエントリーを書かれているが、
ちょうど私の気にかかっていた問題とリンクしている、、ような印象をもった。
以前、ナキウサギのことを書いたことがある。
北海道の大雪山系に住むネズミそっくりの小動物である。
ナキウサギは自然の中でしか見られない。
というのも、動物園での繁殖にいままで成功したことがないからだという。
岩の重なり合うガレ場の空間に住むこの小動物は、
環境の変化にもたいへん敏感であり、生存能力に乏しいといわれている。
ナキウサギふぁんくらぶの市川利美氏の解説文(「Faura」 No.17, 2007 )によれば、
このウサギは年に1回2〜4匹の子供を産むが、
乳離れしてまもない頃に親のもとを離れるという。
非常になわばり意識の強い動物なので、自分自身のなわばりがすぐに見つかるとは限らない。
見つからなければ死が待っている。
そのために生息域が分断されるということは死活問題になる。
ところが、その生息域に林道を通す計画が進んでいる。
「置戸・阿寒線」および「平取・えりも線」である。
いずれも70kmほどであり、2車線7mの幅の道路だ。
これは、解体された緑資源機構が進めていた計画であり、
別名・緑資源幹線林道事業という。
先日、新聞で見たところによれば、この事業について費用対効果分析の元になった
計算データを林野庁が廃棄していたとか。
これ、総事業費1兆円という巨費を投じる計画なんだけど。。。。
この計画、緑資源機構がなくなってからも、林野庁は進める方針であるらしい。
事業の主体は道県に移るらしいのだが。
http://www.daisetsu.org/modules/archives/content0011.html
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-01/2008040104_02_0.html
ちなみに前出の市川氏によれば、2003年、緑資源機構の幹部が平取えりも線の予定ルート近くの
ナキウサギ生息地を調査するとのことで、調査ポイントを聞きにきたことがあったという。
その2週間後、教えた場所のナキウサギの生息地となり得る岩穴がことごとく埋められていたそうだ。
……一般人が入れない場所、である。
大雪山系は、希少な動植物の宝庫だ。
そんなところに道路を通せば、もちろん生態系が破壊されるのは自明のことだ。
道を通す必要性があるとも思えない。
もともと森林を伐採する場所ではないから。
この計画、国民にできるだけ知らせないように進んでいる、ということにゾっとしている。
「間伐材の需要が高まっているという報道」というのは
この林道計画を推進したいがためというのもあるのかもしれない。。。
ああ、これって陰謀論?(笑)
☆5/28朝 ちょっとだけ直しました
ちょうど私の気にかかっていた問題とリンクしている、、ような印象をもった。
以前、ナキウサギのことを書いたことがある。
北海道の大雪山系に住むネズミそっくりの小動物である。
ナキウサギは自然の中でしか見られない。
というのも、動物園での繁殖にいままで成功したことがないからだという。
岩の重なり合うガレ場の空間に住むこの小動物は、
環境の変化にもたいへん敏感であり、生存能力に乏しいといわれている。
ナキウサギふぁんくらぶの市川利美氏の解説文(「Faura」 No.17, 2007 )によれば、
このウサギは年に1回2〜4匹の子供を産むが、
乳離れしてまもない頃に親のもとを離れるという。
非常になわばり意識の強い動物なので、自分自身のなわばりがすぐに見つかるとは限らない。
見つからなければ死が待っている。
そのために生息域が分断されるということは死活問題になる。
ところが、その生息域に林道を通す計画が進んでいる。
「置戸・阿寒線」および「平取・えりも線」である。
いずれも70kmほどであり、2車線7mの幅の道路だ。
これは、解体された緑資源機構が進めていた計画であり、
別名・緑資源幹線林道事業という。
先日、新聞で見たところによれば、この事業について費用対効果分析の元になった
計算データを林野庁が廃棄していたとか。
これ、総事業費1兆円という巨費を投じる計画なんだけど。。。。
この計画、緑資源機構がなくなってからも、林野庁は進める方針であるらしい。
事業の主体は道県に移るらしいのだが。
http://www.daisetsu.org/modules/archives/content0011.html
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-01/2008040104_02_0.html
ちなみに前出の市川氏によれば、2003年、緑資源機構の幹部が平取えりも線の予定ルート近くの
ナキウサギ生息地を調査するとのことで、調査ポイントを聞きにきたことがあったという。
その2週間後、教えた場所のナキウサギの生息地となり得る岩穴がことごとく埋められていたそうだ。
……一般人が入れない場所、である。
大雪山系は、希少な動植物の宝庫だ。
そんなところに道路を通せば、もちろん生態系が破壊されるのは自明のことだ。
道を通す必要性があるとも思えない。
もともと森林を伐採する場所ではないから。
この計画、国民にできるだけ知らせないように進んでいる、ということにゾっとしている。
「間伐材の需要が高まっているという報道」というのは
この林道計画を推進したいがためというのもあるのかもしれない。。。
ああ、これって陰謀論?(笑)
☆5/28朝 ちょっとだけ直しました
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緑は灰色
間伐材の需要,CO2,環境税,どれも灰色というか,そうとう黒っぽい.
要するに道路を造りたいんだろう,とも思います.