ひねもすのたのた

とりあえず日常かな

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じわじわと迫りくる恐怖

最近の裁判にこのところ恐怖を感じている。

事実や証拠が軽視される。
専門家の意見が無視される。
事件の結果のみが重視され、原因追及は軽んじられる。

たとえば、守大助さんが筋弛緩剤で患者たちを殺したとされる事件では、
証拠を検察側が使い切り、検証する方法が残されていない。
医学的な専門意見も軽視されている。

袴田事件では、犯人と見ることに疑いを生じさせる物的証拠
(犯行に使われたとみられる衣類が小さすぎる)は、
「衣類が縮んだためだろう」という推測のために却下。

推定無罪の原則からは、検察側がその衣類は
袴田被告のものだと証明する必要があるはずでは?

名張毒ぶどう酒事件でも“合理的疑い”
(ぶどう酒に混入していた毒物が被告のもっていたものと違う可能性がある)は
無視された。

光市裁判では、証拠の検討も十分ではなく、少年の生育環境や
精神成熟度も考慮されていなかった。

さらには、1審、2審とは供述内容が違うという
弁護士の役割を否定するような判決理由を出されたら、
今後、弁護士はどうやって被告人を弁護すればよいのだろう。

そして今日の三橋香織被告の事件では、精神鑑定が軽視され、
裁判所が責任能力があるかどうかを判断した。
つじつまの合う行動、というのは精神的障害があるとできないものなのだろうか?
私にはよくわからない。
しかし、それは(裁判官ではなく)精神科医がいちばんよく判断できる問題だと思う。

証拠や専門家の意見にもとづくのではなく、
裁判官の考え方や世論に左右される裁判とは、
なんと恐ろしいことか。

☆5/2 ちょっとだけ文章を直しました
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Comment[この記事へのコメント]

恐怖の判決 

http://www.mypress.jp/v2_writers/hotori347/story/?story_id=1730942
一言しか書く気力もなかったのですが,近ごろの司法は納得できない方向へ走り出していて私も恐いです.
医師の鑑定を軽視してはいけない,裁判官のすることは鑑定に不当な圧力がなかったかどうか検証するところまでじゃないでしょうか.

>つじつまの合う行動、というのは精神的障害が
>あるとできないものなのだろうか?
数少ない経験ですが精神病者と対話して,相手もつじつまの合うことをしゃべってました.

論理屋として一言.すべてつじつまの合う行動というのは (少なくとも理論上は) 可能です.しかし,すべてつじつまの合わない行動だけを取るというのは,原理的に不可能です.

これで裁判員制度が導入ですからね… 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2008.04.29 22:13 
  • [編集]
>裁判官のすることは鑑定に不当な圧力がなかったかどうか検証する
そうですよね。
今回は、検察側の鑑定結果と弁護側の鑑定結果が一致したわけですし、
偏った鑑定とも考えにくいのですが。
しかも最高裁で鑑定結果を尊重すべし、という判断が出たばかり><

>すべてつじつまの合わない行動だけを取るというのは,原理的に不可能
たしかに…。するどいご指摘ですね。

私は自分の夢を考えていたのですが、全体としては筋立てに脈絡がなくとも、
一生懸命どこかつじつま合わせをしているのですよね。

精神障害があるとしても、論理だった思考ができないわけではなく、
思考の一面が単に欠けているだけだったり、
不審な行動をとるとしても行動の理由を聞くと
その思考の範囲内ではきちんとつじつまが合っている、という話を聞いたことがあります。

パンとサーカス 

嫌な世の中になって来ましたね。
以前なら、年間2~3人だった死刑判決が光市事件過熱報道からは二桁以上になり死刑囚は今や三桁。
収容者が増えすぎたので減らす為にかどうかは判りませんが鳩山法務大臣は2カ月おきに死刑を執行する。
鳩山一人で短期間に10人の死人の山で、はと山ではなく、これでは死山法務大臣。

精神障害者を処罰する意味がどれ程有るのか裁判官は理解しているのだろうか。?不思議。
滋賀の幼稚園同級生2名殺害の事件では、明らかな障害が有るのに現場から逃亡したとして責任能力有りで無期懲役。
この中国人妻の母親は精神障害の病気だったが家族が(田舎の)世間体を憚って治療に賛成していなかった。
三橋香織被告の事件でも、鑑定結果より、ばらばらにして捨てたことが証拠隠滅で責任能力有りで懲役15年。(死体をバラバラにするだけなら今でもチベットでは普通に行われている葬儀方法)
裁判官は、被告を厳罰にしさえすれば、市民(観客)が喜ぶと思っているんですよ。
何やらローマ時代のコロシアムでのライオンと剣闘士の殺し合いを見て喜んだローマ市民を連想する話です。

死山法務大臣 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2008.05.02 20:24 
  • [編集]
逝きし世の面影さん

>鳩山一人で短期間に10人の死人の山
これでは本当にベルトコンベアーです。
これまで死刑執行を拒否した法務大臣もいたのに。

>精神障害の病気だったが家族が(田舎の)世間体を憚って治療に賛成していなかった
あああ、そうなんですか! なんてことでしょう。
でも、田舎はそうですね。
友人が病気のとき、痛みで動けない状態で「救急車を呼んで」と
義理のお父さんに頼んだら「世間体が悪い」と断られたそうです…(最終的には呼びました)

精神障害やアルコール依存症に偏見をもたず、
きちんと治療をしてもらうようにしむけるだけで、悲劇は減ると思うのですけどね。

>裁判官は、被告を厳罰にしさえすれば、市民(観客)が喜ぶ
これが本当に気持ち悪いですね。

ところで、トラックバック通ったみたいですね^^
トラックバックはできれば関連する話題のところに入れていただけると助かります。

NoTitle 

  • ×第二迷信 
  • URL 
  • at 2008.05.03 16:09 
  • [編集]
>今でもチベットでは普通に行われている葬儀方法

「葬儀」と「遺棄」は別のもので、
遺体を「火葬」するのは日本ではあたりまえですが、「焼却」したら犯罪。

…というのは、さておいて。

世の中、「つじつまを合わせて行う犯罪者」ってのが、一番怖いように思いますね。
(もっとも、あとになってつじつまの合わない裁判で名誉毀損だと訴える奴もいますが)

事件の過熱報道 

光市事件では母子殺害の残虐性のみが報道され、情状に影響する、被告の生い立ちやが年齢18歳1ヶ月だった事実は死刑判決が決ってから、やっと報道される有様。やりきれない思いです。
元少年は、母親と共に幼少から実父から激しい体罰(DV)を受けていた生育暦がある。
小学生時代に担任に長期欠席の理由を訊ねられ、『自分がいないとお母さんが自殺する』母親と息子との密着しすぎた精神状態です。
元少年の母親はDVに耐えかね何度も家を逃げ出していたそうです。少年と母親の極限状態の異常な精神(関係)状態が考えられる。
少年の不幸な予感が的中し、中学一年の時、夏休み明けの9月にとうとう母親が自殺してしまう。遺体を最初に見つけたのは元少年だったそうです。
死刑判決後の数日後に、少年の生い立ちを語っていたのはベテランの女性アナウンサーだったが、最初から最期まで涙声で、言葉が時々詰まり、まともに読み続けることが出来ませんでした。
理不尽で残酷な話です。


三橋香織被告の事件では、DV被害者で不倫もされていたのですから単純な殺人事件なら、情状から懲役10年程度で済んだでしょうし、あの精神鑑定があれば5年程度で済んだしょう。無罪に成らなくとも3年以下で執行猶予が付く可能性も十分有ったし、マスコミも全く騒がなかったはずです。
問題はバラバラにしたことでしょう。しかも頭部を東京でも一番にぎやかな場所に捨てている。これでマスコミが大騒ぎした。
判決文でもバラバラ事件が、裁判官の心象を悪くしている。
あの判決は殺人の罪で裁いたと言うよりも、その後の(マスコミが面白おかしく騒いだ)バラバラ事件に反応している。
この二つの事件は、何れも公正であるべき司法が、マスコミの報道に影響された悪しき先例となるでしょう。

火葬の定義 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2008.05.06 20:23 
  • [編集]
×第二迷信さん

>「焼却」したら犯罪
火葬には、きちんと要件があるんですね。。。
×第二迷信さんのところで勉強しなきゃですね。

>「つじつまを合わせて行う犯罪者」
ぱっとは思い浮かばないのですが、
つじつまを合わせようとして深みにはまった犯罪というのは、
たしかに怖いかもしれません。

ひとつ思い出したのは、自転車に乗った少年をひいた男が、
彼をどこか別のところに連れていった事件ですが。。。
少年が助かって本当によかった。

自分が加害者になったとき、パニクらずに行動できるか、
ということに対してはいつも自問自答しています。

元少年が子どもだった頃 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2008.05.06 20:32 
  • [編集]
逝きし世の面影さん
>母親と共に幼少から実父から激しい体罰(DV)を受けていた
>母親が自殺
ネットでは水葉さんのブログ(私は彼女のブログで知ったのですが)や、
その他いくつかのブログで取り上げられていましたが、
TVニュースでは判決まで私もいちども見ませんでした。
知らないはずがない、のに、報道しないということに恣意的なものを感じましたね。
あの生育環境を知らなければ、たしかにあの弁護理由はいかれて見えるでしょう。

>東京でも一番にぎやかな場所に捨てている
たしかに、バラバラ事件の方が問題になったのですね。
でもにぎやかな場所に捨てること自体、
精神的におかしいことを疑わせると、素人考えでは思うのですけどね。

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