出産の危険性(アフガニスタンと日本と)
私の好きだった海外ドラマ「ER」で、医師の卵たちの面接のシーンがあった。
「なぜ医師を志したの?」
「人を助けたかったからです!」
次の学生も、その次の学生も、またその次の学生も…。
面接をしている医師はうんざりした顔を見せつつ、
(ERでそんな悠長なこと言っていられるかい!という感じか?)
自分もそうだったことを思い出す。
…そんなシーンだったような気がする。
昨日、北海道では2006年に腸閉塞で亡くなった女の子を診察した
医師たちが不起訴になったというニュースが流れた。
診察時に腸捻転もしくは腸閉塞を見逃した、という疑いで、
書類送検されていたのだ。
女の子は本当にかわいそうだと思うけれど、ご両親のことを思うとつらいけれど、
それでも、医療関係者の意見などを見ていくと、やはり不起訴は妥当であり、
書類送検をすべきでなかったのではないか、という気がする。
(子供の腸閉塞を見つけるのは難しいらしい)
そもそも医療過誤で、警察が出てくること自体、本当はおかしいのじゃないかしら。
まず、なぜ過誤が起こったか、それを突き止め、再発防止策を考えることが先決。
内部調査では問題が隠される、という指摘はもっともだと思うけれど、
素人の警察にやらせても、何が問題だったかわかるはずがないじゃん、と思う。
医療は「自然のままであれば、失われていたかもしれない命を救いあげている」のであって、
「健康な人間に危害を与えている」のではない。
それが大前提ではないかしら。
いま、産婦人科医と小児科医が減少しているのは
(都市部に集中しているだけでなく、中堅の医師が産科医をやめてしまうらしい)
勤務の大変さだけでなく、医療訴訟を恐れて、という面もあるという。
話はいきなり変わるが、、、
2月18日にアフガニスタンの女性の状況についてのTVを最後だけ少し見た。
アフガニスタンではいま、出産によって28分に1人が命を落とすという。
1年間に約1万9000人ということだ。
2002年には33分に1人だったらしく、さらに死亡数が増えている。
最初の方を見逃してしまったので、これほど出産時の死亡が多い理由は聞けなかった。
2002年当時の理由をあげておくと、
訓練を受けた助産婦がいない、
何か異常があっても診療所や保険センターには容易には行けない
(遠方で、しかも男性の付き添いが必要)、
衛生的な環境で出産できない、
避妊の知識もいきわたっていない、といったものであった。
日本に比べ、出産時の死亡率は約400倍だという。
たぶん、私もアフガニスタンにいたならムスメを無事に産めなかっただろう。
吸引分娩で、分娩後に手術もしているし。
(骨盤が小さいので経膣で産むのはぎりぎり、と言われていた)
日本にいたから産めた。ムスメも元気に産まれた。
で。。えぼりさんのところで知ったのだが、2月18日、というのは
福島大野病院の産婦人科医が逮捕された日なのだそうだ。
(福島大野病院の問題については
「ある産婦人科医のひとりごと」さんのページなどが参考になります)
医療関係者ではないけれど、そういう人間の声も必要だと思うので、
我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医の無罪を信じ支援します。
に私も賛同致します。
私はこちらのコメント欄に入れないようなので、ある産婦人科医さんの方も
リンクしておきます。
☆このエントリーでははじめはアフガニスタンの女性のことだけを
書くつもりだったのだけれど、
大野病院の問題を知ったとき、頭の中で2つがリンクしてしまい、結局、両方を書くことになった。
そのためにわかりにくい内容になっているかもしれない。
「なぜ医師を志したの?」
「人を助けたかったからです!」
次の学生も、その次の学生も、またその次の学生も…。
面接をしている医師はうんざりした顔を見せつつ、
(ERでそんな悠長なこと言っていられるかい!という感じか?)
自分もそうだったことを思い出す。
…そんなシーンだったような気がする。
昨日、北海道では2006年に腸閉塞で亡くなった女の子を診察した
医師たちが不起訴になったというニュースが流れた。
診察時に腸捻転もしくは腸閉塞を見逃した、という疑いで、
書類送検されていたのだ。
女の子は本当にかわいそうだと思うけれど、ご両親のことを思うとつらいけれど、
それでも、医療関係者の意見などを見ていくと、やはり不起訴は妥当であり、
書類送検をすべきでなかったのではないか、という気がする。
(子供の腸閉塞を見つけるのは難しいらしい)
そもそも医療過誤で、警察が出てくること自体、本当はおかしいのじゃないかしら。
まず、なぜ過誤が起こったか、それを突き止め、再発防止策を考えることが先決。
内部調査では問題が隠される、という指摘はもっともだと思うけれど、
素人の警察にやらせても、何が問題だったかわかるはずがないじゃん、と思う。
医療は「自然のままであれば、失われていたかもしれない命を救いあげている」のであって、
「健康な人間に危害を与えている」のではない。
それが大前提ではないかしら。
いま、産婦人科医と小児科医が減少しているのは
(都市部に集中しているだけでなく、中堅の医師が産科医をやめてしまうらしい)
勤務の大変さだけでなく、医療訴訟を恐れて、という面もあるという。
話はいきなり変わるが、、、
2月18日にアフガニスタンの女性の状況についてのTVを最後だけ少し見た。
アフガニスタンではいま、出産によって28分に1人が命を落とすという。
1年間に約1万9000人ということだ。
2002年には33分に1人だったらしく、さらに死亡数が増えている。
最初の方を見逃してしまったので、これほど出産時の死亡が多い理由は聞けなかった。
2002年当時の理由をあげておくと、
訓練を受けた助産婦がいない、
何か異常があっても診療所や保険センターには容易には行けない
(遠方で、しかも男性の付き添いが必要)、
衛生的な環境で出産できない、
避妊の知識もいきわたっていない、といったものであった。
日本に比べ、出産時の死亡率は約400倍だという。
たぶん、私もアフガニスタンにいたならムスメを無事に産めなかっただろう。
吸引分娩で、分娩後に手術もしているし。
(骨盤が小さいので経膣で産むのはぎりぎり、と言われていた)
日本にいたから産めた。ムスメも元気に産まれた。
で。。えぼりさんのところで知ったのだが、2月18日、というのは
福島大野病院の産婦人科医が逮捕された日なのだそうだ。
(福島大野病院の問題については
「ある産婦人科医のひとりごと」さんのページなどが参考になります)
医療関係者ではないけれど、そういう人間の声も必要だと思うので、
我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医の無罪を信じ支援します。
に私も賛同致します。
私はこちらのコメント欄に入れないようなので、ある産婦人科医さんの方も
リンクしておきます。
☆このエントリーでははじめはアフガニスタンの女性のことだけを
書くつもりだったのだけれど、
大野病院の問題を知ったとき、頭の中で2つがリンクしてしまい、結局、両方を書くことになった。
そのためにわかりにくい内容になっているかもしれない。
- [No Tag]




衣・食・住の次、
私は個人的に「交通」、と思ったりもしますが、やっぱり「医」でしょうか。いま、もっとも急がれる問題なのかもしれません。
警察の捜査、「個」の過失を問うものでしょうが、確かにそれも避けて通れないのかもしれません。しかし、それだけに目をやってしまうと、かえって本質が潜ってしまうことになりかねません。難しい問題です。(その点では、自動車事故も同じ)。
医療事故の被害者(ご遺族)は、決して医師個人を責めるのではなく(感情的には当初、それもあるのかもしれませんが)、医療機関側に事実の隠蔽があるならば、それを問うているものと思います。
「医」の問題といえば、最近ブログを開設されたアイスゆずさんが鋭意、取り上げていらっしゃいます。