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中国の三峡ダムと長江の汚染2

うるわしの玲奈おねいさまのお顔を思い浮かべつつ続きです^^
(や~っと書きましたよん)
この前の記事は*ここ*ですのん。

過去20年の間に中国は長足の経済成長を遂げた。
年間11%という日本の高度成長期と肩を並べる成長率である。
その成長の屋台骨となろうとしているのが三峡ダムだ。

堤長約2.3km、高さ185m(データはABCニュースによる)に達するこの巨大ダムは、
2006年 5月に完成し、総工費は230億ドル(えーと2兆3000億円。正しい?)と
当初の予算をはるかに超えることになった。

ダムは中国を裕福にする手助けをするとともに、
多数の住民をダムの周辺から追いやることになった。

ダム湖の水位はしだいに上昇し、すでに140万人が立ち退き、
最終的に土地を追われる人は約400万人に達するともいう(データはウィキ)。
そして、彼らには立ち退きのための十分な費用も支払われていないと見られている。

さらに、ダム湖の水位の上昇とともに深刻な土砂崩れが続いているらしい。
これは川の濁りをまし、また人々の住む場所を奪うだけでなく、
貴重な文化遺産をも湖底に沈めることになるとして憂慮されている。

ABCニュースが先日、三峡ダムによる汚染について取り上げていた。
世界最大のこのダムにより、長江の下流は流れがゆるやかになった。
それにより汚染が急速に蓄積しているという。

過去10年間に長江の窒素とリンの濃度は約10倍に上昇し、
下水量は2000年に比べて2倍に増えた。

他の川の汚染も進み、3億人が水道からきれいな水を得られず、
中国の半数以上の川は汚染が進んだために魚も育たないという。

中国の汚染は人ごとではない。

ウィキによれば、エチゼンクラゲの増加は
三峡ダムによる長江の汚染が原因だとする説もあるそうだ。

90年以降、小笠原諸島付近に生息するサンゴの鉛の蓄積量も増加しているという。
今年は光化学スモッグが異様に多かったことも忘れてはならない。
これらはいずれも中国が汚染源と見られている。

日本でもこれだけの被害があるのだ。

中国では最近、がんが異様に増えているという新聞記事を読んだ。
がん患者の多い村落を「がん村」と呼ぶそうだ。

どんながんが多いのかわからないので、汚染が原因とも言い切れないだろうが、
1年間に亡くなった人の6~8割ががんだったりするのだ
(日本ではがんによる死者は30%。かつてより増加しているが、これは高齢者が増えたことが主要な原因)。
先天性異常の子供も増えている。

中国製品があぶない、とよく言われ、中国が先進国に害を振りまいているように報道されるけれども、
中国の人々はさらなる汚染の中にいることを忘れてはならないと思う。

さらにいえば、その汚染や危険な製品はもちろん中国政府の責任でもあるけれど、
他方で先進国が中国を買い叩いたことにも原因があるはずだ。
つまり、ここにいる私たちが望んだことではないにせよ中国を食い物にしてきた。

1990年代にバブルが崩壊し、アウトソーシングなどというと聞こえはよいが、
日本企業はこぞって人件費が安く、生産費も安く上げられる中国に工場を移した。
それもまた中国の経済成長に貢献するとともに、汚染を広げる一因となっているかもしれない。
(ついでにいえば、それにより日本では産業の空洞化が進み、大量の失業者を生むことになった)

先日、中国政府は環境対策にかなりの予算を投じると発表した(いくらだかわかりましぇん)。
12月はじめには日韓中で環境問題に関するハイレベル協議、
および日中の経済についてのハイレベル協議をあいついで行った。

ここでは環境汚染について話し合われたということなので、その成果を期待したい。
途上国には温暖化対策を迫るより、まず環境汚染を抑える技術を
先進国が伝えることが先決だと思う。

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Comment[この記事へのコメント]

記事ありがとうございます。 

  • 村野瀬玲奈 
  • URL 
  • at 2007.12.18 00:02 
  • [編集]
私からの圧力を覚えていてくださってありがとうございました。^^

そう、中国叩きだけやって満足している言論に違和感を感じていたのですが、その違和感をよく書いてくださいました。m(__)m

中国の人々はさらなる汚染の中にいることを忘れてはならない、その通りです。私が知っているあの人もこの人もその汚染の中にいるのかなと思うと、そして、先進国が中国を買い叩いたという構造の中で、その悪に私も一部加担していると思うと、やりきれない思いがつのります。

やはりえあしゃさんのマジマジな記事はとてもためになるな~



(とまたも圧力をかけておこう。爆)

 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2007.12.18 10:06 
  • [編集]
ふ、不当な圧力よ、キイキイ! いやマジで押しつぶされそうに…(笑)

なんか、記事アップした直後にいらしてますが、、玲奈おねーさまはやっぱり超能力の持ち主でしたか? 

>その悪に私も一部加担している
そう、ほんとにやりきれないです…

心が痛みます 

  • 布引洋 
  • URL 
  • at 2007.12.18 13:40 
  • [編集]
こういう記事を読むと、ズルチンやサッカリン、チクロなど発ガン有毒物質で甘くした粉末ジュースを飲み(砂糖なんか貴重品)、DDTを頭から被り、PCBやアスベストを大量消費して、予防注射では一本の注射針で回し射ちした世代は、おそろしくて一言もありません。

 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2007.12.18 19:52 
  • [編集]
農薬まみれの野菜と添加物入り食品と抗生物質漬けの肉で育ったわれわれ世代の成果が出るのは…(笑←というか笑えないんですけど本当は)

マジに戻って…
母もDDTをかぶった世代です。まわりが黄色く見えたというから恐ろしいですね。。。

私が子供の頃には、田子の浦は富士の製紙工場によるヘドロでひどいものでした。電車で田子の浦の近くを通過すると、あまりの臭さに夏でも窓をぴっちり閉めたくらいですから。富士市でもにおった覚えがあります。

そういう時代を経験してきた日本だからこそ、その経験を活かして他の国が汚染しないように技術を伝えてほしいと思うのですけれど。

環境インフラストラクチャーは最初はコストがかかっても、長い目で見れば安くつくはずでしょう?

器はあっても 

  • goldberg2006 
  • URL 
  • at 2007.12.18 23:36 
  • [編集]
>「まず環境汚染を抑える技術」

発生を予想して対策をたてる。

理屈では知ってるんですよね。たぶん。
森鴎外の時代じゃないから。

でも、それより「優先」するものがあるから、
「危険」承知で「薬害」起こすようなものが出回る…
(むしろ、モノ不足のキューバのほうが健康的だったりする。)

会社と社会 

  • 布引洋 
  • URL 
  • at 2007.12.19 14:05 
  • [編集]
元船乗りの義兄が最近肺気腫で死にました。
船は水の上に浮いているので消化に使う水は幾等でもあると考えるのは素人考えで、船で一番怖いのは火災です。
それで船にはアスベストが大量に使われている。
損害保険は、もともとは船の積荷を保障するものだった。
それで今でも損害保険の会社名が○○火災海上あるいは○○海上火災なんて名前になっているがこれは先祖の名残ですね。
火災と海上(船舶)は付き物なんですよ。

>環境インフラストラクチャーは最初はコストがかかっても、長い目で見れば安くつくはずでしょう?

其処が問題です。確かに其のとおりなんですが。・・
原因と結果の間に数十年のギャップがある。
フェブリノゲンの薬害問題でも厚生省やミドリ十字は危険性を認識していたが、結果が出るのは数十年後の話。
其れまでには時間が有るので誰かが良い対処法を考えてくれるはず。だったらしい。
赤福のように、何百年も続く株式会社は有りません。
50年続く会社なんか殆ど稀な存在なんですよ。
人の寿命の何分の一しかないのが株式会社。その株式会社の善意を信じて行動するのは危険で、公害問題は株式会社任せにせず、社会がちゃんとした制度にして保障しないと駄目ですね。

 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2007.12.19 17:37 
  • [編集]
goldberg2006さん
>でも、それより「優先」するもの
それそれ!
「わかっちゃいるけどやめられない♪」なんでしょう。

企業論理はわかりますが、そこでやはり政府は長いスパンの利益を求めてほしいんですよね。

>モノ不足のキューバのほうが健康的
ウォールデン(森の生活)を目指すしかないか…(20年以上前に読み始め、最後20ページほど読み終わってない…)

 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2007.12.19 17:48 
  • [編集]
布引洋さん
アスベストは本当にこわいですね。
あまり船舶関係者の話は出てきていませんが、
被害を受けた方はかなり多いのかもしれません。

学校の理科でもアスベストを使ってましたもんね…
危険なんて全然知らずに。

>誰かが良い対処法を考えてくれるはず。だったらしい。
…… 絶句…です。

>株式会社任せにせず、社会がちゃんとした制度にして保障しないと駄目ですね

本当にその通りですね。
とはいえ、「天につば」すれば、やはりそれは自分のところにいずれ
降りかかってくるわけです。原因と結果の間にギャップがあっても、
それを見通しながら対策を立てるのが、よい経営者のような気がします。(←と理想論)

我が亡き後に洪水よ来たれ 

  • 布引洋 
  • URL 
  • at 2007.12.20 14:25 
  • [編集]
船とアスベストは付き物で、敵に撃たれる可能性がある軍艦はアスベストの塊。
スティーブ・マックイーンが肺気腫で死んだのは、若い時に海兵隊に入って軍艦に乗っていて被爆との説が有力。時間的にも辻褄が合う。
アメリカが1986年横須賀で空母ミッドウエーを全面改修。
軍事機密の固まりの空母を、本国ではなく日本で日本人を使って全面改修した理由が、本国アメリカではアスベストの被害が怖いので、規制の弱い日本で行なった。
これから10年後には、日本人にアスベスト被害者がゾロゾロ出るでしょう。



>「天につば」すれば、やはりそれは自分のところにいずれ 降りかかってくる<

そうであってくれれば良いんですが、・・・・
唾した奴(加害者)と、その唾がかかる人(被害者)が、別々なんですよ。
其処が問題なんで、だから公害なんてものが流行るんですよ。

今の政治家、企業経営者で、30年後を考えている人は果たして何人いるでしょうか。?

 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2007.12.20 21:55 
  • [編集]
>本国アメリカではアスベストの被害が怖いので、規制の弱い日本で行なった。
ええええ!!! なんですか、これは(怒)
布引洋さ~ん、絶対ブログをもつべきですよ。
(と玲奈おねえさまをまねて圧力)

>唾した奴(加害者)と、その唾がかかる人(被害者)が、別々

真の被害者はたしかに別ですが、、、社会的な信頼を失うとか、賠償責任とか、そういう問題も出てくる、という話です。とはいえ真の被害者に比べれば、被害ともいえないでしょうが。

>今の政治家、企業経営者で、30年後を考えている人
先を考えるのが政治家のはずなんですけどね……

 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2007.12.20 23:36 
  • [編集]
>本国アメリカではアスベストの被害が怖いので、規制の弱い日本で行なった
でも、考えてみれば、これはいま先進国が中国ほか途上国に対してやっていることですよね。

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