ひねもすのたのた

とりあえず日常かな

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管さんとマスゾエくん

私はここのところ、
管さん(菅直人)が厚生大臣だったときにはあんなに応援していたのに、
なぜいまの厚生労働大臣のマスゾエくんを素直に応援できないんだろう、と考えていた。

同じ薬害という問題を目の前に突き出され、
厚生労働省(厚生省)と製薬会社の責任を追及されている。

マスゾエくんが自民党だから、真剣にやっていても応援できないのかという
自分に対する疑いも少しあった。

でも昨日、2人の違いはかなり鮮明に見えたと思う。
HIVの原告団に会ったとき、管さんは真剣そのものだった。
少なくとも私にはそう見えたし、原告団にもそう見えたと思う。

国の責任で国民をHIVを感染させてしまった、ということを非常に深刻に考え、
真剣に謝罪しているように思えた。
当時としては、国の代表が国民に謝罪するなんて
あり得ないことだったと思う。

もちろん管さんは、厚生大臣になって間もなかったし、
彼に感染の責任がなかったことは明らかだ。
でも、彼は他人に責任を押しつけることなく、
自分の責任として真摯に謝っていた。

ネットを探せば当時の謝罪文が載っているが、
単なる官僚の作文ではない、
いまでも力をもつ文章だと思う。
だから、原告団の代表が、その言葉に対して思わず
「ありがとうございます」と述べたのだ。

管さんの謝罪があったから、当時の厚生省で、
HIV行政の問題をたぶん一部の官僚の抵抗にあいながらも
非加熱製剤の認可の過程や、加熱製剤への切り替えが
なぜ遅れたかという問題の追及ができた。

さらにはメディアがさまざまな援護射撃をすることにもなった。
だからあれだけ当時の状況が表に出されたのだ。
(ついにわからない部分もあったとはいえ)

それに比べて、舛添はどうだろう。
和解ですね、へらへらへら、という感じ。
C型肝炎がどういう病気か、彼は知らないし、調べたこともないんだろう、きっと。

C型肝炎は感染後に発症せず治ることもあるけど、
慢性化すると自然に治癒することはまずないといわれている。
さらに昨日も書いたけれど、インターフェロンが効果があるといっても、
副作用はかなり強く、続けられない患者も多いという
(薬も高価だしね)。

インターフェロンとリバビリンを組み合わせると
なんとか60パーセントが治癒するとされる。
これも重い副作用が多い治療法らしい。

つまり治療しても、治らない患者も多いということ。
C型肝炎は進行すると、肝硬変に、さらには肝臓ガンへと進行する
(肝臓ガン患者の80パーセントはC型肝炎に感染しているという)。

現在のガンの死亡者数を知っていますか?
年間3万人が肝臓ガンで亡くなっており、
ガンの部位別でいうと、肝臓ガンは男性の3位、女性の4位。

こういう現状があるのにへらへらと「よかった」などと言われたら、
患者はどんなに悔しいことだろう。

厚生官僚だって、大臣があんなふうでは
自分たちが出してもいいと考えたものだけを大臣に差し出すだろうし、
決して自分から膿を出そうとはしないだろう。

今回は旧厚生省と旧ミドリ十字の癒着についても
私の知るかぎりメディアで報道されていない。
なかったとは思わない。
HIVと同じミドリ十字だもん。時期的にもかなり近いし。
結局、本気じゃないことをマスゾエくんは見透かされている。

トップの姿勢というのはそれほどに重要なのではないか。

政治家はパフォーマンスしてもいい、と私は思っている。
物事が進むかぎりね。
でも他人の心に届くパファーマンスでなければ。
マスゾエくんのような表面だけのパフォーマンスは結局、
他人を動かすには至らない。

☆ついでに昨日の与党案にいちゃもん^^;

産経新聞によると、マスゾエいわく
「年間200億円程度の医療費助成をすることで
治療を受ける人が10万人に増えれば、
7年後には肝炎で悩む人はほとんどいなくなる」
だそうですよ? ふざけるな、と患者に言われますよ。

治療費助成の与党案もトリックがあるんだよね。
平均的な所得者層では月額7万→3万円程度にと言っていたけど、
いまでも高額療養費制度があるから、
7万払うのは1年のうち3カ月で
あとの9カ月は約4万円となっているはず。

つまり国の助成は平均的な所得者層で
1人の患者につき年間約50万ということではなく、約20万ってこと。
(どのくらい治療を続けるべきかはまだ調べていません)

☆11/9 タイトル変えました。

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Comment[この記事へのコメント]

男は顔じゃない 

  • 布引洋 
  • URL 
  • at 2007.11.09 11:10 
  • [編集]
が口癖の私ですが、政界ネズミ男枡添厚生労働大臣の悪党顔が気になって仕方が無いんですね。
顔は正直ですから。
自民民主の2回の党首会談直後の二人の表情が、小沢が苦虫を噛み潰したしたような顔で、対する福田康夫が含み笑い。
顔が正直
これ案外当たります。竹中平蔵や山本一太がアポ面、間抜け面なのは頭の中身が透けて見えているだけ。
あの悪人顔は。
男は40歳を過ぎれば自分の顔に責任を持てと言われているが、枡添悪人顔は、中身と外見がシンクロしているのではないでしょうか。?

 

  • えぼり 
  • URL 
  • at 2007.11.09 17:23 
  • [編集]
こちらでははじめまして。

舅が輸血によるHCV持ちでして、去年ぐらいにインターフェロン治療をして、無事終わったところです。この治療も今でこそ週1回の外来治療で済むペグインターフェロンが出て保険適応にもなりずいぶん安くなりましたが、かつてはこの治療にちょっとしたサラリーマンの年収ぐらいはかかっていたんですよねえ。

この手の薬害問題で、いや薬害問題に限らず公害病問題についてもそうですが、ここまで話を引っ張るだけ引っ張ってしぶしぶ認める、そして手続きに恐ろしく時間をかけるという官庁の姿勢にはいつも「原告が死んで人数減るの待ってんじゃね?」という気がして仕方がないです。実際治療が受けられず、いやなぜ自分が感染したのかもよくわからないまま死んでいった患者さんを何人も見てきましたから。

うち事実婚ですけど、今相方と籍を入れて相方姓を名乗るようにしたら看護師免許の書き換えが必要になるんですわ。そしたらマスゾエ免許をもらうことになるわけで・・・相方は「魔除けになるんじゃね?面白そうだから籍入れるか?」と言ってるけど魔除けどころかかえって厄を引き寄せそうですわよ。

 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2007.11.09 22:34 
  • [編集]
布引洋様
>枡添悪人顔は、中身と外見がシンクロ
まったくその通り(笑)

>40歳を過ぎれば自分の顔に責任を持て
中3のときの校長に朝礼で毎回言われていました^^;

おかげで?、ババアとも子供とも言われるなんともいえない顔に…(なんだそりゃ 笑)

 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2007.11.09 22:42 
  • [編集]
あ、(いつみても波瀾万丈の^^)えぼりさんだ。いらっしゃいませm(__)m
私はえぼりさんのブログを数カ月前から読ませていただいてまして、いつも本にしてほしいものだと思っております^^

お義父さまはその後、無事健康を回復されましたでしょうか? お大事にしてくださいませ。

>なぜ自分が感染したのかもよくわからないまま
…重い話ですね。えぼりさんのお仕事には本当に頭が下がりますm(__)m

>「原告が死んで人数減るの待ってんじゃね?」
そうなんですよね。裁判を長引かせれば長引かせるほど、そういうことになってしまうのに、、、マスゾエの「患者がいなくなる」もそう聞こえて許し難く思います。結局、彼らにとって人間は統計でしかないのでしょう。

>魔除けどころかかえって厄を引き寄せそう
なんか後ろに疫病神がついているんじゃないか、っていう顔してますもんね(笑)

 

  • ありぎりす 
  • URL 
  • at 2007.11.10 11:45 
  • [編集]
初めまして、こんにちは。

管氏の後を引き継いだのが元首相の小泉氏で、その後、厚労省への追求は立ち消えになっていったと記憶しています。
あの時、きちんと再発防止、類似事案の調査をやっていれば・・・
そう考えると、本当にペテン師元首相には腹が立ちます。

やっぱりコイズミは… 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2007.11.10 19:32 
  • [編集]
ありぎりすさん
はじめまして、いらっしゃいませ~

>再発防止、類似事案の調査
なぜこれをやらなかったのか、調べようかと思っていました。そう、後任はコイズミだったんでした(><)。国民の味方のようなふりをして彼は本当に罪深いですよね。

ヘラヘラしている場合か! 

  • gegenga 
  • URL 
  • at 2007.11.12 16:58 
  • [編集]
とニュースを見て怒っていたら、ヘラヘラ顔の後に、原告の方々の怒りのコメントが紹介されました。
怒るよ、そりゃ。

私は6人兄弟なのですが、兄弟のうち3人がC型肝炎です。
一人は、肝臓癌ですでに死亡。
皆、輸血の経験はないんですけどね。
兄の一人は、「病院で小学校の時の同級生に会ったら、そいつもC型肝炎だった。小学校の予防注射が怪しいな」といっておりました。
亡くなった兄は最期まで、治療費のことを気にし続けていました。

昔は予防注射によるC型肝炎感染の危険性が分かっていなかったとはいえ「昔から、医者の子どもは学校で予防注射を受けさせなかった」なんていう話を聞くと、やり場のない怒りが押さえることができません。

なんてことでしょう… 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2007.11.12 21:59 
  • [編集]
ご本人もご家族も、どんなにつらい悲しい時間を過ごしてきたことかと思います。亡くなられたお兄様もどんなに苦しかったことでしょう…お悔やみ申し上げますm(__)m

えぼりさんやgegengaさんのお話をうかがっていると、傍観者の私がこんなことを書いていることが申し訳なくなってきます。でも、逆にいえば傍観者の私でさえ、怒りや悲しみを感じる問題なのに、当事者であるはずのマスゾエはいったい何を考えているんだ、とも思います。

たしかに当時はウイルスは見つかっていなかったとしても、予防注射で同じ針(と注射筒?)を使えばいろいろな病気が感染する危険性がある、ということはわかっていたわけですし、ここまで問題を放置してきたという意味でもやはり厚生行政の問題は大きいのではないでしょうか(実際、当時の医師はその危険性を知ってたわけですね…)。

補償の問題もあるとは思いますが、少なくとも、患者の救済策では発見の前と後で線引きはしないでほしいと思います。

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「現実的であれ、しかし不可能を求めよ。」

小沢氏が自民党側の誘いにのって大連立に走りそうになったことについてもっと直接的な記事を書くべきところだったかもしれませんが、そのような書き方をしなかった私です。(すべての事情が明らかではないという理由もあり

フランスの「新規雇用契約」法制が国際労働機関(ILO)に否定される。

日本の報道では今のところ目立つところには見かけないし、日本の労働法制(政府与党による残業手当ゼロ法や労働の極端な短期化、不安定化、非正規化へのねらい)にとっても大切な意義があると思うフランス発の記事がありま

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