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大量生産ができないもの

以前、陶芸家のご夫婦が「陶器は大量生産できないから、
金はもうからない」とおっしゃっていた。
物を売る、そのために1個1個手作りする労力と材料費で
つねにとんとんになる。

もっとも、陶器1個を数十万で売れば別だけど、
そんな陶器を買える人は一握りだし、
それだけの価値のある陶器を作れるか、という話にもなる。

もちろん大量生産される陶器もあり、これは単価は安いけど、
大量生産ということによってコストを抑えることで
もうけることができる。

私の相方の職業はといえば、つくっているものは大量生産とまではいかないけど、
そちらに近いものだし、
私の方は、売れるかどうかは別として大量生産が可能なもの。

こうして見ると、世の中には大量生産によってなりたっている産業と、
大量生産が決してできない産業があるようだ。

たとえば、加工食品や電化製品なんかは大量生産だし、
出版、CD/DVD、映画、TVなんかも大量生産型だろう。

これに対して、舞台(演劇、落語、音楽、バレエetc)は
1つの舞台をつくるために多大な労力を必要とし、
1回の公演の客席の数は限られているから、
個別生産タイプ、もしくは大量生産でも制限型。

運輸業は大量生産型みたいに見えるけど、
トラックは積載量が決まっているので、制限型の大量生産タイプ。

タクシーになると1人の労働力に対して、1~数人しか乗せられないから
個別生産型になる。

漁業は底引き網なんかだと多少大量生産の要素が入ってくるけど、
1本づりは個別生産てことだろうなあ。
農業は難しいけど、制限型の大量生産かな。もうかるかといえば
もうからないだろうけど、原理的に大量生産ができないわけではない。

これに対して“人間”が必要な仕事というのは、
決して大量生産ができない。
たとえば、医師や看護師、介護士、弁護士、保育士なんかがそうだろう。

1人1人に対して誠実に対応しなくてはならないし、
手を抜くことができない。
その仕事に対してはもちろん支払いがあるわけだけど、
やはり個人が支払うわけだから、
基本的に支払い能力はそれほど高くない(弁護士は例外があるだろうけど)。

ということは、労働に対して必ずしも正当な料金を得られるとは限らないということになる。

バブル後の就職氷河時代でも、人間を相手にするこうした仕事って
ほとんどが人手不足だったよな、なんて考えてしまう。

大量生産型の産業では、会社がひとつやふたつつぶれても
ふだんの生活には困らないだろうけど、
こういう大量生産ができない職業では、会社や組織がひとつつぶれても、
人間が1人辞めても、それだけで大きな影響が出てくる気がする。

だから、何? って言われると困っちゃうんだけど、
病院とか保育園とか、福祉関係の仕事なんかを
一般的な民間企業の経営原理と同列に語っちゃ
まずいんじゃいけないんじゃないの、っていうことです。

原理的にもうかるはずのない産業を
社会がどう支えていくか、というのはこれからさらに重要になりそうです。

中途半端な考察でゴメンナサイ。

☆ようやくバナーが貼れました。昨日は全然できなくって苦労しました><


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Comment[この記事へのコメント]

農業も 

  • goldberg2006 
  • URL 
  • at 2007.10.25 21:32 
  • [編集]
保育士がチビの相手する以上に、手間がかかるんですが…。
(稲作の時給が250円そこら。残業手当も休日出勤手当てもない)

コンバインや漁船のスピードは上げられるけど、稲やサカナを速く成長させることはできないし。

たしかに… 

  • えあしゃ 
  • URL 
  • at 2007.10.26 00:08 
  • [編集]
良心的にやろうとすればするほど手間がかかりますものね、農業って。。。。
友人も夏場は毎朝4時起きで夜も暗くなるまで作業しています。
失礼致しましたm(__)m

>残業手当も休日出勤手当てもない
こ、こ、これは以前の私。1日12時間、土日基本的になし。。。時給はさすがにもう少しいい計算になりましたけど、、、
いまはお気楽に仕事してまーす。

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