ひねもすのたのた

とりあえず日常かな

スポンサーサイト

『いちばん長い夜に』

乃南アサの小説を昨日読み終わった。前科もちの2人の女性の物語でシリーズ3作目の完結編。たんたんとした日の明け暮れとその中の人間と心の変化が描かれてきた…と思っていた。(作者本人も、何も起こらない物語の予定だったと後書きに書いていた)そしたら突然、あの日の話になった。3.11その表現があまりにリアルなので、彼女(作者ね)は仙台に住んでいたのかと思った。うねる道路、くり返す余震、空っぽの警察所…知らなか...

海ヘト続ク地図ニ無イ道

赤石路代の重い短編漫画。この人は天性のストーリーテラーだと思う。絵は少女漫画していて好みではないけど、プライベート・アクトレスとかおもしろかった。以下ネタバレ...

『テレプシコーラ』

山岸涼子のバレエマンガだが、山岸涼子なので単なるバレエマンガではない。以前の『アラベスク』は少女マンガ的バレエマンガで、つまり才能ある少女の成長に恋愛がからんだ物語。それでも山岸涼子の片鱗は見えている。とりわけ2部はすごいと思う。(*ネタバレあるよっ↓)たとえばソ連のバレエ界の第一線で踊りながら、その新規性が受け入れらず、ヨーロッパへの亡命を計画するエーディク。彼はいっしょに亡命しようと主人公のノ...

『すうがく博物誌』

アマゾンの巧妙なマーケティング戦略にひっかかり、つい注文してしまった。森毅と安野光雅のペアだし、ソンすることはないはずだ!ただ読んでない本が積み上げられているので、しばらくはとりかかれないな、と思ったら、表紙に惹かれたミカンが読み始めた。「おもしろい?」「ううん、でもミカンは絵本が好きだから」たしかに漢字の大部分にはルビふってあるけどそれに1ページごとに挿絵があるけど、絵本???朝、資格試験の勉強...

沖縄ノートとヒロシマ・ノート

遠ーい昔に2冊続けて読んだんだよね。相変わらずほとんど何も覚えていないの。ひとつだけ覚えているのは、どちらかの本で彼の妻の妊娠がわかり、喜んだのもつかのま、障害があるらしいと告げられる。出産か中絶かで、離れている妻も自分もそれぞれ悩み揺れ動く。しかし、彼自身は戦争のもたらしたものを見つめるうちに産まれてほしいという願いをもつに至る、というような経緯が書かれていたこと。本につづられていたのも彼の心の...

『神の火を制御せよ』

原題を『Command the Morning』というこの本は、マンハッタン計画を題材にとったパール・バックの歴史小説である。タイトルを忠実に訳すなら、暁に命ず、とか、暁を司令すってな感じだろうか。聖書の黙示録の一節をとったタイトルだという。マンハッタン計画とは、第二次世界大戦中に行われたアメリカの原爆開発の国家プロジェクトであり、そうそうたる科学者が顔をそろえた。フェルミ、オッペンハイマー、アーサー・コンプトン、...

都市の空気は自由にする

ふーと思いついて、阿部謹也の『ハーメルンの笛吹き男』を読み始めた。身内の世界と外界、といったことが書いてあるのではないかと思って。おっきい本屋でも置いているかどうか、って本だけど、このあたりには本屋と名のつくものは存在しないので、基本的にはネットで買うことにしている。まだ途中ですが、ちょっと覚え書き。「都市の空気は自由にする」という中世の言葉は知っていた。が、意味を知っていたわけではなく、なんとな...

Menu

最近の記事 ▼

ブログ内検索 ▼

プロフィール ▼

FC2カウンター ▼

ブロとも申請フォーム ▼

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。