ひねもすのたのた

とりあえず日常かな

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雪解け水

1年が経ちました。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
そして、残された方が一歩を踏み出せますように。
家が、仕事が、生活を立て直す方法が見つかりますように。
何もできなくてごめんなさい。

ずいぶんブログさぼっていました。

ここのところずいぶん暖かくなってきた。
東北でもそろそろ雪がゆるみ始めているのではないかと思う。
それで心配なのが、山から流れ落ちてくる雪解け水だ。

今回、セシウムの動きを調べていて明らかになっているのは
まだセシウムはそれほど土壌内には浸透していないこと、
そして植物から検出されるセシウムの多くは、葉の表面に付着したものであって、
植物自体はあまりセシウムを吸収していないことらしい。

ということは、雪が解けたときに葉や土壌の表面に付着していたセシウムが雪解け水に
混じって川に流れ込む可能性があるということでは?
これによって山の除染は進むかもしれないと思う。
一方で水のろ過などの対策が進んでいるのか心配になっている。
(ろ過でセシウムを除去できるのかよくわからないけど、
ゼオライトなどでも効果があるようだし)

福島の農業を立ち直れるようにするには、
ここで雪解け水に対して、さまざまな対策をとる必要があると思うのだが…

ただ、いま東北の人々は行政を当てにせずに、自分で何かをやり遂げようとしていて、
だからきちんと対策をとっている人もいると思う。
国が悪い、県が悪いとか言うのは簡単だけど、
国も県も市町村もみんないっぱいいっぱいなんじゃないかな。
原発に関しては、もっと先を見越して対策をとってほしいけど(ポンプの凍結とか、ね)。
そういう中で、自分で考えて動いている東北の人たちを尊敬する。

まとまりなくてゴメンナサイ。
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カワセミっと謎の鳥

夫の実家に帰省したときに行った湿地で。

カワセミ3

カワセミ4


カワセミ5

カワセミをこんなにじっくり見られたのははじめてでした。
どうやら知る人ぞ知るカワセミのお気に入りの場所らしいです。
かわええよー しばらく見入ってしまいました。

下の写真は同じ場所の草地に生えていた木の近くで。
お義母さんが発見しました。

謎の鳥2

ギュルリギュルリと鳴いている。
ツグミくらいの大きさに見えたので、アカハラかな?と思ったのですが、
後でPCに写真を落としてみると…
こんな鳥知らない! というか図鑑にもない!
(ボケボケでごめんなさい)

謎の鳥1-1

いったい何?と頭をひねっていたのですが、
夫が「ヒナじゃない?」と。
たしかにそうかも! くちばしが大きくて目立っているし、
草地に降り立つことはあっても遠くに飛び立つことはなかった。
(実はお義母さんの声がけっこう大きくていつ飛び立つかドキドキしていた)
にしても、オモチャみたいな顔をしてます…
ヒナとしても、いったい何のヒナでしょうね?

☆追記9月4日
Ladybirdさんに問い合わせをしていただき、
謎の鳥はガビチョウと判明しました。なーんと特定外来生物に指定されています。
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カンムリカイツブリ

ですよね?
近くの川の河口付近にいました。
こんなところにいるんだーとびっくり。
あまりきれいでない川なのにね。
カンムリカイツブリ
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放射線の測定2

放射線の測定1では、放射線が物質を電離させる現象を利用して、
放射線のエネルギーや量を測定するという話でした。

どんな物質を利用するかというと、基本は気体です。
箱の中に気体(アルゴンなど)を満たしておいて、そこに放射線を通すと
気体が電離するので、箱に電圧をかけて電極に集めます。

これは1でも書いたように、電離箱、比例計数管、GMカウンター(ガイガーカウンター)などに
共通する原理です。

では、電離箱、比例計数管、GM(自動車会社みたいだw)の違いは何かといえば、
それは電圧にあります。

電圧が低すぎると、電離した電子とプラスのイオン(電子をはぎとられた原子)が
すぐに結合してしまいます。
そこで、あるしきいとなる値以上の電圧をかけないと、
集めたイオンの数は、放射線の個数やエネルギーを反映しないことになります。

電離箱や比例計数管、GMはいずれも、放射線のエネルギーが高いほど、
個数が多いほど、集められるイオンの数が大きくなります。
しかし、それぞれ電圧が異なるので、集められるイオンの数は違ってきます。

電離箱は放射線のエネルギーと個数をイオン数に正確に反映します。
つまり、放射線のエネルギー×個数に比例してイオン数が増えます。
(実際には放射線のエネルギーはいろいろあるので、単純なかけ算にはなりませんが)

別の方向から考えると、これは放射線が物質に与える影響をも反映していると見ることができます。
計測されたイオン数というのは、放射線が物質を電離させる能力を示しているわけですから。

ということで、電離箱は放射線の計測器というだけでなく、
放射線の線量計としても使用できることになります。

でも、ここで一点問題があるのがわかりますか?
電離箱はイオンをつくるために気体を利用していますよね。
線量計というのは、体内に入った放射線が体にどのくらいのエネルギーを与えたかを
測定するはずです。

体は気体ではなく、液体と固体でできています。
つまり、気体に与えられたエネルギーをもとに、
体に与えられたであろうエネルギーを計算する必要があるわけです。

(ちなみに線量計の単位は生物学的な影響を加味した線量シーベルトで出ますが、
実際の測定値はエネルギーの吸収量つまり吸収線量のグレイじゃないかな。
アルファ線や中性子線を浴びないかぎりはグレイとシーベルトは変わらないので)

もうひとつ問題があります。
体の厚みや内部の状態(脂肪が多いか筋肉が多いか)は
人によって違いますし、表面積も違います。

ですから、同じ場所に立っていたとしても、個々人で受ける放射線の量は
微妙に違っていることになります。

とすると、放射線量を表示する機器というのは、
ある特定の体型の人を想定して、計測値から換算しているのかなと
想像しますが、実際のところはよくわからないので今度調べてみることにします。

あれ、電離箱の話で終わっちゃった。比例計数管、GMはまた次回。
あ、線量計は電離箱形式のものだけではないっす。
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本日の親バカ

放射線測定法の前に息抜き。

私は計算が嫌い。
ミカンはドリルが嫌い。私の計算嫌いがうつったのかもしれない。
そんなムスメがはまったのが九九。
9の段が気に入ったらしい。

「こっち(1の桁)が1減ると、こっち(10の桁)は1増えるんだよー」
「それで足すと9になるのー」
「!」 
親はそんなことに気づかなかった。
言われればその通りで、証明もできる。
(ついでに、3で割り切れるかどうかの見分け方を教えてみた)

同じ9の段の別バージョン。
「9の段はねー 前半だけわかれば後は記憶しなくていいんだよー
だってひっくり返せばいいんだもん」
「???」

はじめは意味がよくわからなかったのだが、
2×9=18 の答をひっくり返すと81になり、
9×9の答になるということらしい。
3×9=27 の逆は 72で、それは 8×9の答と。
あたりまえといえばあたりまえなのだが、気がつかなかった!
ほかにも9の段でなにやら面倒な計算を考えていた。

別の日には
「8×8=64でしょ、9×7はそれより1小さいんだよ、
みんなそうなるんだよー」
と来た。
たとえば7×7=49がわかれば、8×6はそれより1少ないから48になるそうだ。

どうも同じ数のかけ算と、それより1多い数、1少ない数を掛け合わせたときに
どちらが大きいかな?と考えて気づいたらしい。

これは証明できそうだと思ったので、ミカンと図を描いてみた。
1列8個の○を8列と、1列7個の○を9列。
同じ数にするために、7個の○の余分な1列を縦にして、並びの最後にくっつけてみる。
でももともと1列は7個しかないから、いちばん下の1個分が足りない!

○○○○○○○
○○○○○○○
○○○○○○○
○○○○○○○
○○○○○○○
○○○○○○○
○○○○○○○

○○○○○○○(この1列分を縦並びにする)

ということで、証明終わり!
そんなこんなで計算が嫌いでも、
算数はミカンにとって楽しめることがいろいろあるらしい。
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放射線の測定1

放射線の計測でもっとも古いのは写真乾板でしょう。
放射線が写真乾板に当たって感光するという比較的単純な原理です。
しかし、これは放射線の個数は数えられても、エネルギーはわかりません。

現在の計測器につながる放射線測定装置の起源は霧箱でしょうか。
19世紀末にイギリスのC.T.R.ウィルソンが開発しました。
内部に水蒸気を充満させておきます。
そこに粒子が通過すると、水蒸気が小さな水の粒となるので、
粒子の軌跡を霧の粒として見ることができます。

これをより精密にしたものが泡箱です。
これは霧箱とは逆に、粒子の通ったところの液体が気化して粒子の軌跡に泡ができます。

(余談ですが、泡箱を開発した物理学者ドナルド・グレイザーは、
後に分子生物学を研究し、シータス社というバイテク企業を創設しました。
DNAを増幅するPCR法という画期的な手法を開発したキャリー・マリスは
開発当時シータス社にいました)

泡箱や霧箱は写真乾板と違って、軌跡からエネルギーがどのくらいかを推測でき、
さらに電圧をかければ、粒子のもつ電荷がプラスかマイナスか、
電荷と質量の比がどのくらいかを粒子の曲がり方から突き止めることができます。

霧箱や泡箱は現在はほとんど用いられていません。
しかし、放射線が他の物質(おもに気体)にエネルギーを与えることを利用して
放射線の数やエネルギーを測定しようということでは現在の測定器と共通しています。

霧箱・泡箱に代わって現在、放射線測定でしばしば利用されるのは、原子の「電離」を利用する測定器です。
放射線が原子にぶつかると、そのエネルギーによって電子がとび出し、
プラスのイオン(原子から1〜数個の電子がはぎとられたもの)が生じます。
そこで、これらのイオン(電子も含めて)が生み出す電流を測定しようというものです。

電離箱や比例計数管、ガイガーカウンター(ガイガー=ミュラーカウンター。しばしばGMと略されます)は
いずれもこの現象を利用します。
ガンマ線測定に不可欠な半導体検出器も、原理的にはこれらと近いといえます。

さて、アルファ線は短い距離で多数の原子に電離を起こすことができますが、
ベータ線が起こす電離の数はアルファ線に比べて少なく、
ガンマ線は数パーセントともいわれています。
これでピンとくる人もいるかもしれませんが、電離現象を利用する測定では
ガンマ線の数は正確には計測できないということになりますね。

では、電離箱、比例計数管、ガイガーの違いは何か。
それは次回(っていつ?)

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土壌中の放射性物質

郡山の友人からメールがきた。

放射線量がある程度高いままあまり変化しないけど、
最初の水素爆発のときに放出された
長寿命の放射性物質が存在しているのではないか、
なぜ、調査しないのかしらとのこと。

たしかにつねにヨウ素が流れ込んでいるのかもしれないけど、
あまり変わらないというのは気になる。

ただ調査結果が土壌中のものか大気中のものかわからないけど。
http://www.pref.fukushima.jp/j/schoolmonitamatome.pdf
これを見ると、地面から1cm上の方が1m上より高く出ているので、
土壌の表面に降り積もったものという推測ができる。
(校庭の線量、1年活動するとなるとかなり高いところがある。
6マイクロシーベルトで1日2時間くらいとしても4ミリシーベルト。
追記・これもし土壌の表面ということなら、土をかぶせるとか
中にすきこむとかできないものでしょうか。
新たに放射性物質が流れ込まないことが前提だけど)

さて、後で確認してみますけれども、これからかなり推測が入ります。

土壌中の放射性物質をどうやって調べるか。
放射性物質は微量なので、下手に分離しようとすると、
分離中に消えてなくなってしまう。

そこで一般には調べたい化学元素の安定な核種(放射線を放出しない原子)を
ある程度の量加えて分析することになります。

たとえばヨウ素を分析したいなら放射性ではないヨウ素を一定量加える。
そして、土壌を何らかの溶液に溶かし、
最終的にはヨウ素だけを抽出します。

つまり、放射性物質の量を知るにはまず相手の放射性物質が何か
ある程度知っている必要がある。

今回放出されているのは、ウランもしくはプルトニウムの核分裂生成物のようなので、
もちろん見当はつきます。
(追記・あくまでも再臨界が起こっていないという前提で。
再臨界が起こって中性子が放出されると、海水を冷却用に使用しているから
何が放射化されているかわからない)
しかし、数種類の分析をするには一定の時間がかかります。

現状では、農産物のヨウ素を分析するだけで手一杯なのかもしれない。
放射分析ができるところは限られているから。
大学にも協力を求めた方がいいと思うけど、そういうのはやっているのかしら?

土壌中のストロンチウムの結果が出るにも1カ月かかっていますが、
これは測定そのものに時間がかかるのか、
分析の問題なのか?
後で調べてみたいと思います。
放射性物質はリアルタイムでわからないと、
生産者も消費者も困るよなあ。

ちなみにLadybirdさんのところに書いてきましたが、
ヨウ素は液体シンチレーションカウンターで分析しているのではないかと推測しています。
これは放射線が特別な液体を通過するときに発光する現象を利用します。
今回の場合、抽出したヨウ素を一定量(数ミリリットル)小さな容器に入れ、
そこに一定量のシンチレーター(特別な液体)を加えます。

そして、専用の液体シンチレーションカウンターに容器を並べてフタを閉じ、
スイッチオンすれば分析が始まります。
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